概要
DM拡張BASICとは
DMシステム2の提供する各種機能をMSX-BASICの拡張命令(CALL文)から簡単に利用できるようにしたものです。
DM拡張BASICはMSX-BASICを拡張し、BASIC単体では困難とされた高度な機能を提供します。MSX-BASIC上でプログラミングするので、BASICのノウハウをそのまま継承できます。
DM拡張BASICのルール
DM拡張BASICはMSX-BASICの書式と互換性があります。プログラムの作成や修正も、もちろんMSX-BASICと同様ですが、以下の点に注意してプログラミングを始めてください。
-
MSX-BASICの数式や文字列・文字式が流用できます。
CALL BGMVOL(ma,op,ps,sc)
CALL CHGPLT(128+a(pl))
CALL POKES(&H2000+(A MOD 4)*128,STRING$(128,CHR$(0))) -
VRAMの指定には必ず“@”を付けます。
CALL SETBIN(@&H3800)
CALL PCMON(@0,@4095,1)
CALL BLOCK(@&H1000,&H3000,4096) -
65535を超える数値の指定には10進数を使用します。16進数ではMSX-BASICの仕様で“Overflow”エラーになってしまいます。主にVRAMの後方64KBやマッパーRAMでのアドレス指定に用います。
CALL SETBIN(@65536!)
CALL PCMON(@98304!,@98304!+&H1000,1) -
存在しない変数へ数値・文字列を返そうとすると、その変数を新規作成します。
CALL FILES("*.bas",F)
CALL FSIZE("ds2basic.txt",A#)
CALL PEEKS(&HC000,12,A$(3))