デバイス入力
複数の入力機器を総合的に管理する、デバイス入力機能です。ドライバを変更することより、他の周辺機器で入力が可能となります。
CALL DMMINI
[機能] デバイスドライバによるデバイス入力を設定します。[書式] CALL DMMINI([<モード>][,<スプライト番号>])
[解説] <モード>は1バイトの整数で、以下のフラグを格納します。省略すると前回のモードを継続します。
bit0 スティックの反映先(0:座標更新 1:戻り値)(初期値:0)
bit1 画面外の移動(0:ループする 1:移動しない)(初期値:0)
bit2 縦方向のループ範囲(0:192/212 1:256)(初期値:0)
DMシステム2の出荷時には、入力機器にマウスおよびジョイパッドが設定されています。
CALL DMM
[機能] デバイス入力を行います。[書式] CALL DMM(<戻り値変数>[,<時間>])[,S]
[解説] 何かデバイス入力が行われるまで待ちます。入力が行われると<戻り値変数>に値を代入してBASICへ復帰します。 <戻り値変数>の結果は1バイトの整数で、以下の通りです。(9以降は出荷時の設定キー)
0 押されてない
1〜8 8方向
9 スペース
10 GRAPH
11 STOP
12 TAB
13 ESC
14 HOME
15 SELECT
戻り値以外のデータはDMシステム2のインフォメーションエリアへ格納します。
デバイス入力中に[Ctrl]+[STOP]を押すと処理を中断します。
<時間>は1/60秒単位で、指定した時間だけデバイス入力を行います。何も入力されないと“0”を戻り値に代入してBASICへ復帰します。
“,S”を付けると“CALL DMMINI”で指定したスプライトが自動的に移動します。
※SCREEN 0ではスプライトの移動はできません。
CALL DMMON
[機能] タイマー割り込みによるデバイス入力を行います。[書式] CALL DMMON([<開始アドレス>])
[解説] 1/60秒毎にデバイス入力を行い、結果をDMシステム2のインフォメーションエリアへ格納します。この命令を実行すると即座にBASICへ復帰し、BASICの処理とデバイス入力処理を並列実行することができます。
事前に“ON STRIG GOSUB”を定義しておくと、デバイス入力の結果がトリガ0(STRIG(0))へ反映されるようになり、トリガの入力が行われた時点で“ON STRIG GOSUB”割り込みによるサブルーチンの呼び出しが可能になります。この効果は“CALL DMMOFF”を実行するまで持続します。
<開始アドレス>はトリガ入力された直後に実行するVDPマクロのアドレスを代入します。既にマクロが実行されていると強制中断し、新たなマクロを実行します。
CALL DMMOFF
[機能] タイマー割り込みによるデバイス入力処理を終了します。[書式] CALL DMMOFF
[解説] 1/60秒毎に処理する座標更新を止めます。
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