GIGAMIX DM-SYSTEM2 第2章 拡張BASICリファレンス

音楽(BGM)の演奏

1/60秒のタイマー割り込みを用いた、BGM演奏機能です。ドライバの仕様によっては命令が無効になったり、命令の趣旨が変更される場合がありますので、あらかじめドライバの仕様を理解した上でご使用ください。

CALL BGMON

[機能] BGMドライバによるBGMの演奏を開始します。
[書式] CALL BGMON(<先頭アドレス>[,<ループ回数>])
[解説] <先頭アドレス>からのBGMデータを<ループ回数>で指定した回数を繰り返し演奏します。BGMデータは事前にRAMへ用意しておく必要があります。
BGMデータはBGMドライバによってデータ形式が違います。ドライバとデータの形式が一致しない場合“Type Mismatch”エラーを返しますが、データ形式を判別できないドライバでは、正しく演奏できないばかりか暴走の危険性もありますのでご注意ください。DMシステム2の出荷時は“MGSDRV”のデータ形式で使用していただくよう設定してあります。
<ループ回数>は1バイトの整数で、省略したり、0を指定すると無限ループになります。
BGMが演奏中の場合は無視します。


CALL BGMOFF (1)

[機能] BGMの演奏を停止します。
[書式] CALL BGMOFF
[解説] 即座に演奏を停止します。


CALL BGMOFF (2)

[機能] BGMの演奏を音量を徐々に弱めながら(フェードアウト)停止します。
[書式] CALL BGMOFF(<時間>)
[解説] フェードアウトの割り込み処理が起動し、BASICは次の処理へ移ります。
フェードアウト処理が終了すると演奏は停止し、マスターボリュームは最大(15)になります。
<時間>は1バイトの数値で、1/60秒単位で指定します。
BGMを演奏していない場合は無視します。


CALL BGMTMP

[機能] BGMの演奏速度(テンポ)を変更します。
[書式] CALL BGMTMP(<テンポ>)
[解説] <テンポ>は1バイトの整数で、百分率で指定します。100(%)で通常のテンポとなります。(初期値:100)
100(%)未満ではテンポが遅くなり、BASICの処理速度が向上します。
101(%)以上ではテンポが速くなり、BASICの処理速度が低下します。


CALL BGMTRS

[機能] BGMを移調(トランスポーズ)します。
[書式] CALL BGMTRS(<移調幅>
[解説] <移調幅>は1バイトの整数で、半音単位で移調します。(-128〜127)(初期値:0)}


CALL BGMVOL

[機能] BGMの音量を変更します。
[書式] CALL BGMVOL([<マスター>][,<OPLL>][,<PSG>][,<SCC>])
[解説] <マスター>は1バイトの整数で、演奏中のすべての音源の音量を一括調節します。(0(小)〜15(大))(初期値:15)
<OPLL><PSG><SCC>は1バイトの整数で、それぞれの音源毎に音量バランスを調節します。(-15〜15)(初期値:0)}


CALL BGMWAIT

[機能] BGMの演奏を一時停止します。
[書式] CALL BGMWAIT
[解説] BGMが一時停止中の場合、一時停止を解除して演奏を再開します。
BGMを演奏していない場合は無視します。





Copyright © 2000 GIGAMIX, All rights reserved.